フィリピンと聞いたら「セブ島」や「マニラ」を思い浮かべる方は多いと思います。
バギオはフィリピン北部の標高およそ標高およそ1,470 mに広がる高原都市です。人口は約37万人で、松林に囲まれた街並みと年間平均20 ℃前後の涼しい気候から「フィリピンの軽井沢」「Summer Capital」と呼ばれます。
アメリカ統治時代に計画として整備された歴史を持ち、現在は大学や語学学校が集まる学園都市でもあります。毎年2月の花祭り「パンアグベンガ」には山岳民族の文化と花車パレードが織り交ざり、国内外から多くの旅行者が訪れます。

バギオへはマニラのニノイ・アキノ空港までいき、そこからは高速バスを使って向かうのが主流です。
クラーク空港から直通バスというルートもありますが、マニラに比べてフライトの数が少ないことを考えるとほとんどの方はマニラの空港を利用することになるかと思います。
マニラからバギオへの高速バスは、マニラ市内のターミナルから乗車でき、ビクトリーライナーやジョイバスのデラックス便に乗れば、直行で4~6時間ほどでバギオに到着します。シートにはリクライニングやWi-Fiがついているなど快適に移動することができます。

乾季(11〜5月)
朝晩ひんやり、日中は22 ℃前後の爽やかな陽気。とくに2〜4月は晴天率が高く、観光や留学のベストシーズンです。
雨季(6〜10月)
モンスーンと台風で雨量が急増します。8月の月間降水量は700 mm近くなる年もあり、土砂崩れで道路が遮断されることもあるため、移動計画には余裕を持たせましょう。
年間降水量は3,400 mm超ですが、気温は年間を通じ20〜22 ℃にとどまり、暑さが苦手な人には快適です。

フィリピンの中では比較的安定しており、主要観光エリアでは深夜でも人通りがあります。
ただし、スリや置き引きなどは発生するので、繁華街(セッションロードやナイトマーケット)などの人通りが多い場所では、貴重品はなるべく隠し、ボディバッグなどに入れるようにしましょう。
山岳地にあるため、雨季の豪雨時は山腹付近では土砂崩れや視界不良が発生しやすいです。タクシーや配車アプリが便利なので、現地ではこれらを利用するようにしましょう。
ただしスリ・置き引きは発生しているので、繁華街(セッションロードやナイトマーケット)では貴重品を体に密着させ、夜の裏路地は避けましょう。雨季の豪雨時は山腹道路での土砂崩れや視界不良が発生しやすく、タクシーや配車アプリを利用するのが安全です。街歩き中に体調を崩した場合は、市中心部の私立クリニックが英語対応で比較的スムーズに受診できます。
バーンハム・パーク

ダニエル・バーンハムの都市計画に基づいて整備された、市民の憩いのオアシス。人工湖では手漕ぎボートや白鳥ボートが人気で、周囲には自転車レンタル、ローズガーデン、スケートリンク、ピクニック・グローブが点在します。早朝はジョギングや太極拳の市民でにぎわい、夜はストリートフードの屋台が並びます。公園を囲む松の香りと高原の風は、長旅の疲れを癒やしてくれます。
マインズ・ビュー・パーク

市街地から北東へ約4 km、かつての金・銅鉱山を見渡す断崖の展望公園。標高約1,500 mのテラスからはアンブライアン渓谷とコルディリェラの連山が一望でき、特に日の出は圧巻です。展望台周辺では山岳民族イゴロットの衣装体験や記念撮影ができるほか、ストロベリー・タホや松の木工細工などご当地スイーツ&土産も充実。夕暮れ時には霧がかかり、幻想的な光景が広がります。
キャンプ・ジョンヘイ

1903年に米軍保養地として開設された歴史的複合リゾート。広大な敷地にゴルフコース、ハイキングトレイル(イエロートレイル)、アウトレットモール、博物館「ベルハウス」、ちょっとユニークな「ネガティビズム墓地」などが点在します。松林に囲まれた遊歩道は森林浴に最適で、ツリートップ・アドベンチャーではジップラインやラペリングも体験可能。厚い木立に包まれた静謐な雰囲気と、充実したレジャー施設が同居する“自然×歴史”パークです。
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